ツボを押さえて日頃の疲れを解消しよう!
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更新日:2016年10月08日
季節の変わり目や日々の疲れが取れないとき、身体がだるい、重いと感じている方が多くいらっしゃるのではないでしょうか?そこで、今回は空いた時間に気軽にできる”ツボ押し”をご紹介します!
ツボ押しの基本
手でツボを刺激する方法として、「押す」「なでる」「揉む」「たたく」「ふるわせる」「こねる」の6つがあります。
中でも今回は「押す」に注目!
ツボを「押す」指は、”親指”が適切であり、押すタイミングは息を吐いたときが良いとされています。「痛いけど気持ちいい程度」の力加減で、体の中心に向かって押しましょう。
手のひらのツボ
「第2の脳」と呼ばれる手には、生命エネルギーの通り道(経絡)が通っています。そのため、手のツボを押えることにより脳が刺激され、全身の疲れに効くとされています。
通勤途中や仕事中、自宅でテレビを観ながら等、いつでも気軽に押せるので、知っておくと便利です。
後渓(こうけい)
【効き目】肩こり・首こり
小指の付け根の出っ張った骨の下側に位置するくぼみ。親指をくぼみにくぐらせるように当て、指先方向に押し上げます。
労宮(ろうきゅう)
【効き目】倦怠感・憂鬱・自律神経のバランスを調整
手のひらのほぼ中間位置にある。手首の方から中指の先端に向かって押し上げるように押す。
胃腸点(いちょうてん)
【効き目】胃痛など消化器系
手のひらを横に4等分した手首側から4分の1の中央部にある。押し方は、爪を立ててツボを1、2、3、4と強く押し、5で離すを繰り返す。
魚際(ぎょさい)
【効き目】飲みすぎ・食べ過ぎ・下痢の症状
親指の付け根にあるふくらみ。親指の腹で押す。
足裏のツボ
「第2の心臓」と呼ばれるほど重要な足は、生命エネルギーの通り道(経絡)があり、全身につながる反射帯でもあります。
たとえば、心臓や脾臓は左足に、肝臓や胆のうは右足だけに存在するなど、足には体の各機関を投影するポイントがあります。また、押すととても痛かったりしこりがある場合は、その部分が直結する内臓が病んでいる場合もあります。
足を刺激することにより、内臓が活性化されるので、毎日数分間だけでも刺激すると良いでしょう。青竹などの足裏刺激グッズもおすすめです。
足心(そくしん)
【効き目】整理痛・冷え性やイライラなど
中央にあるくぼみ。両手の親指を重ねて強く押す。またはペンのキャップなどを利用して押す。
裏内庭(うらないてい)
【効き目】イライラなどの精神性疾患や胃痛、食あたり
第二指の付け根から手の親指の幅分かかと側にある。親指で刺激する。
失眠(しつみん)
【効き目】不眠症・むくみ
かかとの中心点にある。親指を重ねてグッと強く押す。ペンのキャップ先などを使って押すと力が入って良い。
湧泉(ゆうせん)
【効き目】むくみ・脚の疲れ・体力向上・不眠症・高血圧など
土踏まずのくぼんだ部分のほぼ中央にある。両手の親指を重ね、足先に向かって押し上げる。
ツボは他の人に押してもらうのも効果的
今回紹介したツボ押しはすべて一人で気軽にできますが、他の人に押してもらうほうが気持ちよく、より癒し効果が得られるとされています。
ご家族やご夫婦でツボを押し合い、日頃の疲れを吹き飛ばしてみてはいかがでしょうか。