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生活情報 熱中症予防方法と対策まとめ!省電力で快適に過ごせるコツも紹介

熱中症予防方法と対策まとめ!省電力で快適に過ごせるコツも紹介

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更新日:2020年05月11日

近年は猛暑と呼ばれるほど暑い日々が続き、特に危険視されているのが「熱中症」です。今回は熱中症を予防するための対策と、対処法、さらに節電しながらお家を涼しくするコツ等をご紹介します。体調をくずす前にしっかりと対策をとり、暑い夏をのりきりましょう。

熱中症が起こるメカニズムとは?

汗を拭く男性

そもそも「熱中症」とは、どのようにして引き起こされるのかご存知でしょうか?

例えば気温の高い場所で作業などをしたとき、体内の水分や塩分が、汗となって体から出て行きます。そうすると、体内の水分量や塩分量などのバランスが崩れてしまい、体温を調節する機能が働かなくなってしまいます。

やがて体温上昇やめまいを引き起こすようになり、さらに悪化すれば意識に異常をきたして「熱中症」になってしまうのです。

「暑い場所で運動や作業をすることがないから大丈夫」と思ってはいけません。
家の中でじっとしているときでも、室温や湿気が高ければ、熱中症になる可能性があります。暑いときは我慢するのではなく、風通りをよくするなど過ごしやすい空間を作るようにしましょう。

熱中症を予防するポイント4点

熱中症を軽くみてはいけません。症状がひどくなれば、尊い命が失われる可能性があります。そこで、普段からできる熱中症の予防策をご紹介します。

1. 部屋の温度をこまめにチェックしよう!

扇風機のある部屋

室温が28度を超えないように調節しましょう。節電も大切ですが、体調をくずしてはいけません。扇風機やエアコンを上手に使い、無理をしないようにしましょう。

2. のどが渇く前に水分補給を!

水分をとる女子高生

こまめに水分補給をすることが大切です。何もしていなくても少しずつ水分は失われていきます。特に運動をする際には、必ず休憩をしながら水分をとるようにしましょう。

3. 涼しい服と日よけ対策を!

風鈴

体を締め付けるような服装はなるべくひかえましょう。また、夏の日差しには十分に気をつけ、日陰に移動する、日傘を持ち歩くなど対策を取りましょう。

4. 食事の栄養バランスに気をつけよう!

食事

暑くなるにつれて食欲が少なくなる方も多いのではないでしょうか。しっかり栄養があるものを食べて体力をつけておかなければ、夏バテにもなりやすくなってしまいます。

特にこんな方はこまめに水分補給を!

赤ちゃん

高齢の方

高齢の方の特徴として、体温を下げるための体の反応が弱くなっていることが挙げられます。そのため汗をかきにくく、暑さを感じにくいことから、自覚のない熱中症になる危険があります。

なるべく涼しい場所に行き、ご家族やご近所の方と一緒に過ごすようにしましょう。

お子様

お子様の特徴は、体温調節機能が未熟なこと。そのため熱中症になりやすいのです。

保護者の方は、お子様の様子に気をつけて、遊びの最中であっても水分補給と休憩をしっかり取るようにしましょう。帽子や服装にも注意し、日頃の食生活を見直し、暑さに負けない体づくりを実践しましょう。

熱中症になったときの対処法は?

体調が悪そうな女性

1.涼しい場所へ移動しよう

室内であればエアコンや扇風機に当たりましょう。

2.衣服を緩めて寝かせる

ベルトやボタンなどを外し、体にゆとりを作りましょう。

3.脇の下、太もものつけね、首まわりを冷やす。

体の部位で熱を溜めやすい部分を冷やしましょう。

4.水分をとる

なるべく水よりもスポーツ飲料などを飲むようにしましょう。水よりも吸収が早く、塩分も摂取できるので効果的です。

節電しながら熱中症を防ぐ方法

節電ブームだからといって、暑さを我慢してはいけません。なるべく少ない電力で快適に過ごす方法を探すことが大切です。

エアコンの設定温度は高めにし、扇風機と併用して涼しく

扇風機とエアコンの図

例えばエアコン。ポイントは設定温度を高めにしておくことです。

温度を低く設定し、部屋が冷えたらすぐ切る、暑くなってまたつけるの繰り返しでは消費電力は多くなります。高めの温度に設定し、つけたままにしておく方が消費電力は少ないのです。

設定温度28度など高い温度は耐えられないという方は、エアコンの風向きに合わせて扇風機を置きましょう。涼しい風に直接当たることができるので、高い設定温度でも快適に過ごすことができます。

風通りをよくして、体感温度を下げる

間取り図

自然の力も利用しましょう。風通りをよくすると、湿気を逃がして体感温度を下げることができます。

秒速1mの風に当たると、人の体感温度は1度下がります。風のある午前や夕方などは対角線上にある窓を開放しておくだけで、過ごしやすい環境を作ることができます。

夏期における熱中症患者は増加傾向にあります。節電も大切ですが、自分の体を最優先に考え、楽しい夏を過ごしましょう。

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※この記事は2017年1月31日の公開後、追記・修正をして2020年5月11日に改めて公開しました。