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生活情報 りんごの栄養と保存方法の豆知識

りんごの栄養と保存方法の豆知識

  • 料理

更新日:2018年11月02日

秋を代表する果物「りんご(林檎)」の栄養や、おいしいりんごを見分けるコツ、保存方法などをまとめました。りんごはおいしいだけではなく、女性に嬉しい栄養素もたっぷり含まれている栄養豊富な食材。ぜひ色んな料理に取り入れてみてください。

お医者さんいらずのりんごの栄養

りんごのイメージ1

「1日1個のりんごは医者を遠ざける」なんてことわざもありますが、りんごはカリウムや、ペクチンやセルロースなどの水溶性の食物繊維が豊富な果物。

カリウムには血圧を下げる効果があり、生活習慣病の高血圧の予防に。食物繊維は便秘の改善など、女性に嬉しい整腸効果も見込めます。

さらに、りんごには余分なコレステロールを体外に排出してくれる性質もあるので、肉や卵などコレステロールの多い食事を食べたときにおすすめ。

動脈硬化を抑えたり、美肌成分で知られるポリフェノール成分も多く含まれています。

また、風邪のときにはりんごを食べるという方も多いかと思いますが、これはペクチンの粘膜保護作用と、胃腸の働きを助けるリンゴ酸の効果に期待したもの。消化を助け、血行を良くしてくれる効果が見込めるそうです。

りんごのツヤは食べごろのサイン

りんごのイメージ2

りんごをさわるとベタッとしたり、ワックスを塗ったようにツヤツヤしていることはありませんか?

実はこれは「油上がり」と呼ばれる現象で、このツヤツヤは農薬ではなく、りんごが自ら生み出した天然成分。りんごが成熟すると増えるリノール酸等の脂質が皮の表面に出てくることで、痛むのを防いでいるのです。

食べても問題ありませんが、気になる方は水洗いを。皮の近くには栄養も多いので、皮ごと食べるのがおすすめです。

おいしいりんごを選ぶコツ

りんごのイメージ3

赤りんごの場合は上からお尻の方までしっかり赤くなっているものを、青りんごの場合も全体的に色ムラがないものを選びましょう。

持った時にずっしり重いものは、果汁がしっかりつまっている証拠。

また、枝が干からびていないもの、香りが強いものを選ぶのがおすすめです。

りんごの保存方法

りんごのイメージ4

常温で保存できるりんごですが、冬場の暖房のきいた部屋は温度が高く、空気も乾燥しがちなので避けた方が無難。りんごが入っていた箱ごと冷暗所に置いたり、冷蔵庫の野菜室で保存するのがおすすめです。

少しでも長持ちさせるには、乾燥を防ぐためにりんごを1個ずつやわらかめの新聞紙で包み、ビニール袋に入れたりラップで包んだりしてから冷暗所や冷蔵庫で保存してください。
保存期間は2週間~1ヶ月弱が目安です。

また、りんごには熟成を促進する植物ホルモン「エチレン」を多く放出する性質があるので、他の果物とは分けておきましょう。逆にその性質を利用して果物の熟成を早めたい場合は、りんごと一緒に保管しておくことで果物の熟成が早まります。

りんごの変色を防ぐには?

りんごのイメージ5

りんごは皮をむいてからしばらくすると、茶色く変色する特性があります。

塩水や、レモン汁を加えた水、ハチミツを加えた水等に入れると防げるので、サラダ等に使う場合は、切った後に塩水等につけ、変色を防止してから使うのがおすすめです。