お気に入りの紅茶がワンランク上の味わいに。スイーツ&紅茶で過ごす美味しいTea time
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更新日:2016年09月24日
紅茶の極意は水と温度にあり!
美味しい紅茶を淹れるにはポットの中で茶葉を「ジャンピング」させなければなりません。 そのためには「酸素を含んだ水」と「対流が起きるほどの高温(95~98℃)のお湯」が必要です。
紅茶の基本の淹れ方
1人前は300ml(カップ2杯分)で、熱湯300mlに対しての茶葉はティースプーン2杯(約6g)が目安。
- ポットとカップにお湯を入れ、温めておく。
- やかんに勢いよく水を注ぐ。(チェックポイント①参照)
- 温度に注意しながら沸かす。(チェックポイント②参照)
- ポットのお湯を捨て、茶葉を入れる。
- 沸かしたての熱湯を、20~30cm程の位置から酸素を含ませるため勢いよくポットに注ぎ、ジャンピングを起こす。(チェックポイント③参照)
- 3~4分蒸らす。
- カップのお湯を捨て、ポットを軽く上下に揺らしながらティーストレーナーを使って注ぐ。
以上を基本に茶葉の量や蒸らし時間を変えながら自分好みの紅茶を淹れてみましょう。
紅茶を美味しく淹れるチェックポイント3つ
1. 酸素を含んだ水
お湯を沸かす際には、汲み置きではない、汲みたての水を使います。
蛇口から勢いよく水を出し、酸素を含ませるようにヤカンに注ぎます。 ペットボトルの場合は、ボトルを開封後に、よく振って酸素を入れてからヤカンに注ぎます。
(基本の淹れ方:工程②)
2. 温度は95~98度
水が沸騰した際には、水面に五円玉くらいの泡がポコポコと出て、表面が激しく波打ってきた状態が目安です。 沸かしすぎると、逆に酸素が抜けてしまうので注意が必要です。
(基本の淹れ方:工程③)
3. ジャンピング
「ジャンピング」とは、茶葉がポットの中で湯の対流により回転しながら上下運動すること。 香りや旨味成分が抽出されて、紅茶の美味しさが深まります。うまくジャンピングが起こると、写真のように茶葉が浮き上がります。
(基本の淹れ方:工程⑤)
紅茶が濃くなってしまったら、ホットウォータージャグを使おう!
「ホットウォータージャグ」とは、紅茶の濃さを調節するお湯差しのこと。 ポットで淹れた場合、2杯目の紅茶は濃くなりがちですが、湯を入れて自分好みまで薄めることで最後まで美味しくいただけます。この時、お湯はポットではなくカップのほうに注ぎます。
紅茶豆知識
お茶には色んな種類がありますが、実は紅茶も日本茶もウーロン茶も、「チャノキ」と呼ばれる同じ植物が原料。 茶葉の発酵の度合いによって、それぞれのお茶の種類に分類されます。
紅茶には、動脈硬化の予防や老化防止に効果のある「タンニン」、身体の老廃物の排出を促す 「カフェイン」のほか、 アミノ酸、ビタミン類など健康に良い成分がいっぱいです。皆さんもぜひ紅茶を生活に取り入れてみてはいかがでしょうか?
監修
紅茶専門店 Tea Rose(ティーローズ)
ティーコーディネーター 鷲見 康子
メジャーな紅茶から珍しい紅茶まで揃う紅茶専門店。提供される紅茶やお菓子は英国で学んだ本格的なもので、リピーターも多い。茶葉の購入もでき、知識豊かなオーナーにアドバイスをしてもらえるので、プレゼントにもオススメ。
店舗情報
住所/岡山市北区磨屋町6-27 あいぜんビル1F
営業時間/13:00~19:00
定休日/月~水曜日
駐車場/あいぜんビル駐車場(1時間無料)
電話番号/086-224-0558