いざという時に使える!テーブルマナーの基本(フランス料理編)
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更新日:2019年12月14日
ナプキンの使い方
ナプキンを膝に置くタイミングは、だいたい食前酒が運ばれてくる頃までです。忘れないように、オーダーが済んだら膝の上に置くようにしましょう。
食事の途中で席を立つとき
ナプキンは軽くたたむか、たたまずにそのまま椅子の上に置きます。
食事が終わって店を出るとき
ナプキンは、キレイにたたまずにテーブルの上に置きます。
ポイント
キレイにたたむと「美味しくなかった」という意味になってしまうので気をつけましょう。
グチャグチャでない程度に、ラフに置いておきましょう。
カトラリーの使い方
テーブルにセッティングされた、真ん中の位置皿を中心に並べられたたくさんのフォークやナイフ。これらをカトラリーと呼びます。
このカトラリーの使い方は、実は非常に単純で、出された料理とともに外側から順に使っていけば良いのです。
肉料理や魚料理を食べる時
ナイフで料理の左側から順に一口で食べられる大きさに切って食べます。1度に全てカットするのは避けましょう。
ナイフやフォークを落としてしまった時
自分で拾わずにお店の方にお願いして、新しいものを用意してもらいましょう。
食事中のサイン
食事の途中でワインを飲む時や相手の話をじっくり聞くときにはカトラリーを置きましょう。食事の手を止めるのもマナーの一つです。
その際には上の画像のようにナイフとフォークを「ハの字」に置き、食事中であることを示します。
ポイント
ナイフの刃の部分は内側にくるようにしましょう。刃を外へ向けることは攻撃を意味しているので気をつけます。
食事後のサイン
食事後は、ナイフとフォークを皿の右側に揃え、斜めにして置く(イギリス式)もしくは、横に平行に置く(フランス式)で、食事が終了したことを示します。
ポイント
この時もナイフの刃は内側に向けることを忘れないでくださいね!フォークを裏返して置くことはマナー違反なので気をつけましょう。
スープの飲み方
フランス料理ではスープは飲むというより食べる、流し込むという感覚に近いです。丸いスープスプーンを使い、音を立てずに美しく流し込むようにいただきましょう。
【イギリス式】手前から皿の奥にスプーンを動かしてすくう。
【フランス式】皿の奥から手前にスプーンを動かしてすくう。
日本ではイギリス式が定着しているようですが、どちらの方法でも構いません。
パンの食べ方
フランス料理において、パンは料理と料理の間に食べるものであり、料理同士の味が混ざらないようにする役割があります。
パンはひとくちサイズにちぎり、口に運ぶようにします。また、パンはスープからデザートまでに食べるようにしましょう。
最後に
テーブルマナーはあくまでも一緒に食事する方への気遣い・思いやり。マナーばかりに気を取られず、相手との会話を楽しみ親交を深めることも大切です。
最低限のマナーを身に付けたら、ぜひ気軽にフランス料理で楽しいひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。