知らなくちゃ損!おウチのごはんをもっとおいしく炊く方法
- 料理
更新日:2016年12月26日
わたしたち日本人の主食である「ごはん」。毎日食べるごはんだからこそ、手軽に美味しく楽しみたいですよね。今回は食卓の主役、ごはんについてご紹介します。
おいしいだけじゃない!食べれば脳の働きが活発に
お米に含まれている栄養素の中で大部分を占めるのが、炭水化物に含まれている糖質。
糖質は、脳や神経にとって唯一のエネルギー源であるため、糖質が豊富に含まれたごはんは、脳の働きをスムーズにする最適な食品です。
また、タンパク質も多く含まれており、ごはんを1日3膳食べれば、それだけで1日に必要なタンパク質(男性約70グラム・女性約60グラム)の約2割をを摂取できます。ごはんは、日本人にとって重要な栄養源といえます。
お米を美味しく食べられる期間は意外に短い
お米は1年程度の長期保管にも耐えることができます。しかしそれは玄米の場合で、いったん精米されたお米は、時間が経てば経つほど劣化が進んでしまいます。
精米日からの賞味期限は季節によっても変わってきますが、新米が出回る頃から冬にかけての間は最長でも約2ヶ月、春先で約1ヶ月、梅雨時期から初夏にかけては3週間程度、真夏は2週間が美味しさを保てる期間の目安となります。
賞味期限は意外と短いので、美味しく食べきれるように1回の購入量は、賞味期限内に消費しきれる量のお米を買うようにしましょう。いくら特売しているからといって大量に買い込まないことが大切です。
知っておきたい保管方法
最後のひと粒まで美味しく食べるなら、保管方法も大切なポイント。 かつてはどこの家庭にも「米びつ」がありましたが、最近では見かけることも少なくなりました。
お米の酸化と劣化に対して最も有効なのは「中身が見える密閉容器」です。たとえば、使用済みのペットボトルをきれいに洗って天日干しして容器として使うのもおすすめです。
そして、15度以下の湿気が少なく、直射日光が当たらない場所へ保管しましょう。実はキッチンは、火を使うためほかの部屋より室温が高く、あまり理想的な保管場所とはいえません。
そうはいってもキッチンにお米を置けないようではあまりに不便ですよね。そこで、先ほどのペットボトルや牛乳パックを有効利用して数日分だけを冷蔵庫に収納しておくことをおすすめします。冷蔵庫に保管しきれないお米は、別の容器に入れて床下収納庫や納戸などにしまっておくようにしましょう。
決して売られていた袋のまま保管しないようにしてください。そのままにしておくと、お米が酸化したり、湿気を含んだり、ひどい場合はカビが生えてしまいます。
美味しいごはんを炊くポイント
「手早く」がコツ
ごはんの炊き上がりの味を大きく左右するのが、実はお米をとぐ作業。これをおろそかにすると、ごはんの味や香りを台無しにしてしまうのです。
お米は、水につけた瞬間から吸収をはじめ、どんどん柔らかく、傷つきやすく、汚れも取れ難くなります。そのため、最初の注水からとぎ終わるまでの時間は、3分以内を目安に行ないましょう。
力を入れてしっかりとぐ必要はありません。お米がぬか臭くならないように、手早くすませるのが最大のポイントです。
ガスコンロでごはんを炊くには…
ガスコンロでごはんが炊けるのをご存知ですか?ガスコンロでごはんを炊くと、ふっくらとしていて、お米そのものの甘みが引き出された美味しいごはんが炊き上がります。ぜひお試しあれ。
ごはんの裏技
炊き上がったごはんに粘りが足りない時
炊く寸前にサラダ油を1~2滴加えて炊くと、ツヤと粘りのあるごはんになります。また、お米一合につき日本酒を大さじ1杯ほど入れて炊くと、安いお米でもツヤよく炊き上がり、ご飯の旨味も増します。
夏場にごはんのもちを良くしたい時
お酢を加えて炊くとごはんのもちがよくなります。お酢のにおいが気になる方は甘酢にかえるとごはんもツヤよく炊き上がります。冷めても美味しいので、夏のお弁当のごはんに最適です。