省エネで涼しく爽やかに夏を過ごす方法
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更新日:2016年12月27日
少しの工夫で夏を快適に!電気製品をなるべく使わず夏を涼しく過ごすヒントをご紹介します。意外と簡単で気軽に続けられる方法ばかりですので、まずは一つお試しあれ。
やさしい風で涼む
風があまりない日は、窓を開けていても暑さがやわらぎません。だからと言ってエアコンをつけるのではなく、まずは扇風機やうちわを使ってみましょう。うちわで扇ぐだけでも1~2度は涼しく感じられます。冷気を出さないので、体を冷やしすぎることもありません。
また、扇風機は、室内にたまった暑い空気を外に出すときにも役立ちます。帰宅して家の中に蒸し暑さが充満しているときなどは、まず窓を開けて、扇風機を窓の方に向けます。室内の暑い空気を扇風機で外に出すことで、室内が快適に。
扇風機の風だけでは、涼しさが足りないときは、水で濡らしたハンカチや薄手のタオルなどを扇風機の前に置きましょう。扇風機のカバーの部分に洗濯ばさみなどで留めておくと、小さな水滴が空気と一緒に飛ばされ、扇風機の風が冷たくなります。
夏らしいインテリアで涼しげに
ソファーや、クッションカバー、ラグマットなどを麻・い草・竹などの夏素材に変えてみましょう。
肌触りが冷たく、吸湿発散性に優れた麻や綿は、肌が直接触れるカバー類に最適です。また、い草は多湿のときは湿気を吸収し、乾燥すると水分を発散させるので夏にピッタリの素材です。
また、見た目の涼しさも大切で、「寒色」「暖色」といわれるように、色によっても体感温度は変化します。青や紫といった寒色系の色に囲まれると体温や血圧が下がり、温度が低く感じられます。
たとえば、カーテンやベットカバーを青・緑・白色など寒色系に変えたり、照明の蛍光ランプを白さが際立つ昼光色にすると、室内が涼しい印象になります。
食事にひと工夫
夏が旬の食材には、体の熱を冷ます作用をもつ食材があります。夏の食材を積極的に取り入れて、涼しくなりましょう。体の熱を冷ましてくれる食材の例を紹介します。
きゅうり
95%が水分なので、体の熱を冷まして水分を補ってくれる野菜です。カリウムが多く、体内の余分な塩分も排泄してくれます。
冬瓜(トウガン)
96%が水分で解熱作用、むくみを解消する効果があります。美肌や免疫力向上に効果があるビタミンCが豊富で、夏バテした体にも嬉しい食材です。
ソラマメ
主成分はタンパク質と炭水化物。ビタミンB1や食物繊維などバランスよく含まれ、疲労回復、抗酸化作用、高血圧や動脈硬化の予防に効果があります。
セロリ
その香りの成分はイライラを抑えたり食欲増進に効果あり。食物繊維も豊富で便秘改善や美肌効果も期待できます。
ビワ
ビタミンA、ビタミンCが多く、美肌、風邪予防の効果があります。疲労回復を助け、喉の渇きや咳を和らげる効果も。
首の後ろを冷やす
お風呂上りになかなか汗が引かないときなど、とにかく早く涼しくなりたい時は、首の後ろを冷やしましょう。
冷却シートを貼るものいいですが、おすすめは保冷剤をタオルで包んで首に巻く方法。首を冷やしつつ、汗も拭けるので便利です。
保冷剤がないときは、水に濡らして固く絞ったタオルを冷蔵庫で冷やして代用できます。お風呂に入る前に準備しておきましょう。