世界のパン!知っておきたいパンの種類と特徴の豆知識
- 料理
更新日:2017年01月23日
世界中には数え切れないほどの種類のパンがあり、それぞれその国や土地に根ざした独自のルーツや特徴があります。普段なにげなく口にしているパンがどこの国のものなのかを知るとパン屋さんに行くのがちょっと楽しくなるかも♪
イングリッシュマフィン(イギリス)
イギリスで生まれ、アメリカで育ったと言われるイングリッシュマフィン。水分が多いため、しっとりとかみごたえのある食感で、表面にはコーンミールがまぶしてあります。フォークや手で無造作に横から2つに割ってトーストし、そこにバターをぬったり、目玉焼きやベーコンなどをはさんで食べます。
ライ麦パン(ドイツ)
寒冷地であるドイツは小麦の栽培が難しく、寒さに強い黒麦と呼ばれるライ麦を使ったパンがよく食べられています。ライ麦の配合比率が高くなるほどずっしりと重く、独特の酸味を持つパンになります。小麦のパンよりビタミン・ミネラル・食物繊維などが豊富で腹持ちも良いのでダイエットにもおすすめです。薄くスライスして食べます。
バゲット(フランス)
小麦粉、塩、水、酵母のみで作られるシンプルなパン。この生地を基本として、大きさや形の違いによってバタール、パリジャン、フィセルなどそれぞれ呼び名が異なります。バゲットは「棒、杖」を意味する細身のパンで、フランスで最もよく食べられています。
ベーグル(アメリカ)
もともとユダヤ人の間で食べられていたベーグルは、彼らの移住とともにアメリカに持ち込まれました。生地を一度ゆでてから焼くため、どっしり重く、もちもちとした食感になります。クリームチーズをぬったり、ハムやチーズをはさんで食べます。
ロゼッタ(イタリア)
ミラノ発祥のパンで、模様が薔薇に似ていることからこの名が付いたとされています。地域によってはミケッタと呼ばれ、古くからイタリアで食べられてきました。表面はカリッとし、中は空洞となっているのが特徴です。オリーブオイルに付けたり、側面から上下にスライスしてサラダやチーズなどをはさんで食べます。