目の疲れにも効果的!にんじんの栄養と保存方法の豆知識
- 料理
更新日:2020年05月01日
食材に含まれている栄養素はもちろん、おいしいにんじんの選び方や保存方法、料理に関するちょっとした裏技など、知って得する情報が満載です!
にんじんの栄養と効能
にんじんの旬は秋から冬にかけてですが、全国で産地を変えて出荷されるため、年間を通していつでも美味しく食べられる野菜です。どんな料理にも登場することから、万能野菜とも言われています。
にんじんには「β‐カロテン」が豊富に含まれており、その多さは緑黄色野菜の中でもトップクラス。体内に入ることで、「ビタミンA」に変換され、皮膚の粘膜を丈夫にしたり、免疫力の強化、視力の維持などに作用します。特に、目の疲れ、目のかすみ、充血の改善に効果があるとされており、パソコンやスマートフォンなどで目を酷使している人は、すすんで食べたい食材です。
また、赤みのある京にんじんなどには、「リコピン」が多く含まれており、抗酸化作用による、がんや心臓病、動脈硬化の予防にも効果が期待されます。
おいしいにんじんの選び方
食卓に並ぶことが多いからこそ、美味しいにんじんを選びたいですね。そこで、簡単に新鮮なにんじんを見分けられるポイントをご紹介します。
- オレンジ色が濃い。
- 色ムラなくハリがある。
- 切り落とされた茎の断面が小さい。
全体の大きさ、太さに比べて、切り落とされた茎の断面が小さいものは、にんじんの芯も細く果肉がやわらかく美味しいとされています。太いと葉に養分が取られすぎている場合があるので、注意しましょう。
葉付きのものは、葉がみずみずしい状態であるかをチェックしましょう。
にんじんの下ごしらえ
にんじんは、皮に近い部分の味が濃く、芯は甘みがないのが特徴。また、にんじんに含まれる「β‐カロテン」は皮の下に多く含まれているので、流水で表面の汚れを落とし、皮はむかずそのまま調理するのがおすすめ。
どうしても気になる場合は包丁、またはピーラーなどで薄く皮をむいてから調理してください。
にんじんの皮のむき方
にんじんの保存方法
にんじんに葉がついたままの場合は、葉を切り落としておきましょう。にんじんは湿気に弱いので、保存するときは水気をふき取ってから、ポリ袋または新聞紙で包んでから冷蔵庫で保存しましょう。収穫したばかりで土がついているものは、新聞紙にくるんで風通しのよいところで保存しましょう。
切ってあるものは切り口から傷み始めるので、ラップでぴったりと包んでから冷蔵庫に入れ、3日~4日を目安に使い切るようにしましょう。
冷凍保存する場合は、調理しやすい形に切り分けてから保存袋に入れ、冷凍しましょう。
にんじんのレシピ
にんじんを使ったおすすめのレシピをご紹介します。炒め物や和え物、煮込み料理はもちろん、スープやスイーツでも美味しくいただけます