冷え性の原因と対策方法まとめ!体に良い陽性の食べ物とは?
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更新日:2020年02月13日
そもそも「冷え性」とは?

冷え性は、身体の他の部分が暖まり冷たくないのに対して、手や足の先などがいっこうに暖まらず冷えているような感じが続くことです。
冷え性は、言い換えると「血行不良」とも言えます。
動脈硬化などにより毛細血管まで暖かい血液が回らなかったり、外の気温により、毛細血管が縮んでしまい、元に戻らず血行が悪くなり、血液の行き届きにくい、手や足の先に影響がでます。
冷え性の主な原因は?

1. 運動不足や締め付けるようなきつい服装をしがち
血液は、体内の脂肪などがエネルギーに変換されて温められ、動脈を通って体全体に送られます。冷えた血液は静脈から心臓に戻り、再び温められるということを繰り返しています。
しかし、動脈硬化などで血管が細くなっていたり、静脈の流れが悪くなると、血液が末端の毛細血管までいきわたらなくなります。
また、運動不足や体を締め付けるような下着を着ることで、血行不順が起こります。
2. クーラーや暖房をいつもつけている
人の身体は、その季節、温度、気候に対して体内温度を調節する機能があります。
しかしクーラーや暖房の設備に頼りすぎていると、神経機能が鈍り、皮膚から脳に「冷たいや寒い」などの情報がうまく伝えられなくなります。
いざという時に身体を暖める血液を送り込む命令を出す、自立神経がうまく機能しなくなります。
3. ストレス等による自律神経の異常
強いストレスなどを感じて神経中枢に異常が表れると、自律神経もその影響を受け機能しなくなり、体温が調整できなくなります。
また、自律神経は、女性ホルモンの分泌をコントロールしている神経とも、深い関わりがあります。そのため、出産や閉経などで自律神経のバランスを崩すとそのまま冷え性になる女性が多いと言われています。
4. 冷え性になりやすい食生活をしている
食べ物については後の項でも詳しく触れますが、冷え症に逆効果の食べ物があります。
これは現代人がとても好んで食べる物ばかりで、例えばファーストフード、チョコレートなどのお菓子。これらは「陰性の食べ物」と言われ身体を冷やす効果があるだけでなく、血液をドロドロにし循環を悪くさせる効果もあります。
冷え性に効く「陽性」の食べ物を取り入れよう

冷え性に効果のある食べ物を「陽性の食べ物」と呼びます。
陽性の食べ物は身体を暖める効果があり、習慣的に取る事で冷え性を改善する事ができます。主に寒い地方で採れる物、冬に採れる食べ物が多いのが特徴。
ここでは、冷え性に効果のある陽性の食べ物の一例をご紹介します。
野菜
ニンジン、ゴボウ、ネギ、レンコン、ニラ、かぼちゃ、ゆず、しそ、芋類(山芋など)
果物
桃、サクランボ、あんず
調味料
チーズ、味噌、黒砂糖
香辛料
しょうが、とうがらし、にんにく、山椒、胡椒、みそ、しょうゆ
果実
木の実(梅、栗、くるみ)
意外と知らない!冷え性を防ぐ方法

お風呂あがりに冷水をかける
体がしっかりあたたまった後に冷水をかけるのも、有効な冷え性解消法です。
全身に冷水を浴びるのは、一歩間違えると心臓に負担をかけるので、冷水をかけるのはヒザ下とヒジ下のみ。
「湯船につかった後、冷水を浴びる」のを数回繰り返し、最後は必ず冷水シャワーで終わります。
このような入浴に冷水を組み合わせる温冷浴は、血管を収縮させて熱を閉じ込め、保温効果を体の中につくることができます。湯冷めも防ぐことができるので、寒い季節にはおすすめです。
寝るときに靴下を履かない
寒くなると、寝るときに靴下を履いて寝る方も多いのではないでしょうか。しかし、実は寝る時に靴下を履いて寝てしまうと、かえって冷え性になるようです。
足を圧迫してしまう靴下であれば、血行を阻害して冷えを強くしてしまいます。また、靴下を履いて足先があたたかくなると、汗をかき、その汗が冷えて足を冷やしてしまうのです。
就寝時用の靴下は、遠赤外線効果のあるものや、モコモコの温かい素材でできたゆるめの靴下、また先の開いているものを選び、足先が冷えるのを防ぎましょう。