胃腸に優しいキャベツの栄養と保存方法の豆知識
- 料理
更新日:2020年01月03日
食材に含まれている栄養素はもちろん、おいしいキャベツの選び方や保存方法、料理に関するちょっとした裏技など、知って得する情報が満載です!
キャベツの栄養と効能
通年出回る品種のキャベツですが、じつは冬と春に旬を迎える野菜。「貧乏人のクスリ」と呼ばれていたほど栄養価が高く、最古の野菜のひとつです。
キャベツには他の野菜では摂取しにくい「ビタミンU」が豊富に含まれています。ビタミンUは胃酸の分泌抑制や胃腸粘膜の新陳代謝を促進する働きがあり、胃潰瘍や十二指腸潰瘍などの予防・改善に効果的だそうです
そのため、脂っぽいものを食べる時にキャベツを一緒に摂取することで、脂っぽさからくる胸焼けを軽減することが期待できます。
ビタミンUはキャベツから発見された栄養なので「キャベジン」とも言われ、医薬品にも利用されています。
芯のまわりと外葉には「ビタミンC」が豊富に含まれており、体の酸化を防いで感染症をブロックする働きや、発がん物質や老化物質を抑えるうえでも有効とされています。
また、食物繊維も多く含まれているので、便秘の予防・改善にも期待できます。
おいしい「キャベツ」の選び方
シャキシャキとした食感のキャベツ。どんな調理でもなるべく形の崩れにくい新鮮なものを選びたいですね。そこで、おいしいキャベツの見分け方をご紹介!
- 軸の直径が500円玉台
- 緑の色が濃くてずっしりと重い
- 葉の巻きがしっかりと締まっている
- 均一に膨らんでいる
カットしたものを購入する場合は切り口を確認し、葉の巻きがしっかりしていて、身がよく締まっているものを選びましょう。軸の高さが3分の2以下のものが望ましいです。
キャベツの下ごしらえ
柔らかい葉についている硬いキャベツの芯。硬い芯を取ることで、火の通りが均一になり調理がしやすくなります。そんなキャベツの芯と葉の切り分け方をご紹介します。
- キャベツ一玉から葉をはがす時、芯に切り込みを入れる。
- 手で葉を1枚ずつはがす。
- 芯はV字にカットするか、横から平らにそぐ。
葉をはがす時に、葉のすき間に冷水を入れながらおこなうとはがれやすいです。
水に漬けすぎたり、切ってから長時間空気に触れたりしないように注意しましょう
キャベツの保存方法
まるごと一玉のキャベツを使いきれないかもと思ったことはありませんか。キャベツのみずみずしさが失われないように正しい保存をすることで、キャベツのおいしさを余すことなく最後まで食べきることができます。
乾燥を防ぐ為に、一玉のものは新聞で覆いビニール袋に入れて野菜室で保存をしましょう。カットしたものは、切り口が空気に触れないようにラップをして保存し、調理するごとに断面をカットするのが好ましいです。
すぐに使い切れない場合に、芯をくり抜き濡れたキッチンペーパーなどを詰めて保存すると、水分や養分が失われにくくなります。しかし、鮮度が失われないうちに早めにいただくのがおすすめです。
長期保存をしたい場合は、いったん塩茹でして急速冷凍しましょう。急速冷凍後は、ラップで包み冷凍保存袋で保存します。
キャベツのレシピ
キャベツの栄養成分は加熱調理をすると溶け出してしまうので、生で食べるのはもちろん、汁も一緒に味わえるスープや煮込み料理もおすすめです。