シーン・目的別で選ぶ!お茶の種類と効能
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更新日:2020年05月11日
私たちの喉を潤してくれるお茶にはたくさんの種類があり、味や香りだけでなく効能も様々。普段何気なく飲んでいるお茶の効能を知り、シーンや目的にあったお茶を取り入れてみてはいかがでしょうか。お茶の種類と取り入れたいシーン、それぞれのお茶の効能についてまとめました。
身近な日本茶の特徴と効能
渋みや苦み、旨みといった深い味わいをもつ緑茶には、身体によい成分がたくさん含まれています。今回は主な3つの成分がもつ効能をご紹介します。
その1. 緑茶のもつ渋みは「カテキン」が関係している!
カテキンはポリフェノールの一種。抗菌作用があるので、私たちの身体に悪さをする菌から守ってくれます。
- ・食中毒菌の増殖を抑制する。
- ・お茶でうがいするとインフルエンザ予防に有効。
- ・虫歯予防などの効果があります。
その2. 緑茶の苦みは「カフェイン」が関係している!
カフェインには脳を刺激し眠気を防ぐ覚醒作用や利尿作用があります。
- ・気分をスッキリさせる。
- ・疲労感を除去するといった効果。
その3. 緑茶の旨みは「アミノ酸(テアニン)」が関係している!
アミノ酸には気分を落ち着かせたり、ストレスを減らす効果があります。
- ・上品な旨みや甘み。
- ・リラックスした気分に。
こんなシーンでおすすめのお茶
それぞれのお茶の効能から、シーンごとにおすすめのお茶を紹介します。
朝1番に飲むなら「煎茶」
煎茶は日本茶のなかでも多くのカフェインを含んでおり、脳が刺激され頭や身体をシャキッとさせる効果があります。湯の温度が高いほど、カフェインが多く抽出されるため、熱湯でいれた一杯がおすすめ!頭と身体を煎茶で目覚めさせましょう。
食事タイムは「ウーロン茶」
すっきりとした香味が特徴であるウーロン茶は、ポリフェノールを含んでいるので脂肪の吸収を防ぐほか、胃腸を整える作用もあります。食べ過ぎた時や脂っこい食事と一緒に摂ると胃もたれを防いでくれる効果が見込めます。
休憩タイムには「紅茶」
紅茶に含まれる「カフェイン」や「タンニン」は疲労回復やストレス解消、眠気を覚ます作用があるので午後のティータイムにぴったり!
また「紅茶ポリフェノール」という成分のもつ抗酸化作用には、生活習慣病の予防や老化防止、シミの原因になるメラニン色素を防ぐという女性に嬉しい効果もあります♪
就寝前は「カモミールティー」
カモミールには神経や気持ちを落ち着かせるリラックス作用があり睡眠導入効果が期待できます。また、抗炎症作用のある「アズレン」が含まれているので、口内炎や胃腸炎なども予防してくれます。
こんな目的におすすめのお茶
熱中症・夏バテ防止には「麦茶」
暑い夏になると冷えた麦茶を飲む機会が増えるといった経験はありませんか?
実は麦茶の原料である「大麦」には、ほてった身体を冷やす作用があります。身体の体温を下げるので、熱中症対策の一つとしても効果的。
また、ノンカフェインなので夏バテで弱った胃腸にもやさしいお茶です。麦茶に豊富に含まれるミネラルには利尿作用があるので体内の老廃物を排出し、むくみ防止にも繋がります。
美肌には「ローズヒップティー」
ローズヒップは世界一ビタミンCの含有量が多く「レモンの約20倍」と言われています。本来、ビタミンCは熱に弱いですがローズヒップティーに含まれるビタミンCは加熱しても壊れにくく体内に吸収されやすい特徴があります。
皮膚や粘膜を強くしたり、肌のターンオーバーを促し、毛穴や黒ずみを目立たなくします。またしみ・そばかすを防ぐ効果もあり、まさに美肌に適したお茶と言えます。
減肥効果なら「プーアル茶」
プーアル茶には「重合型カテキン」が含まれており、脂肪や糖の吸収を抑えて体外に排出する作用があります。また「リパーゼ酵素」を活発に分泌させることから、体内に溜まってしまった中性脂肪の燃焼を促進させる効果もあります。
食べ過ぎや飲み過ぎにより増える血液中の悪玉コレステロールの値を下げることからダイエット効果があると言われているお茶です。
デトックス・アンチエイジングには「ルイボスティー」
「不老長寿のお茶」と称されるルイボスティーはミネラルを豊富に含みます。ミネラルには腸内に水分を溜める作用があり、腸に溜まった便を柔らかくし便秘を解消してくれる効果が見込めます。
悪玉菌や毒素が体外に排出されることで腸が健康な状態になり、美肌にも繋がります。
また、身体の抵抗力や免疫を低下させる「活性酸素」の増加を抑える「SOD酵素」が多く含まれているので、細胞の新陳代謝が活発になりアンチエイジングが期待できます。
最後に
今回はお茶の効能や期待できる効果をご紹介しました。
お茶も過剰に摂取すると副作用が出たり身体にとっては毒になる可能性もありますので、くれぐれも飲み過ぎにはご注意ください。
また、持病がある方や妊婦の方、乳幼児などには注意が必要なお茶や、向かないお茶もありますので、心配な場合は医師にご相談ください。
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※この記事は2016年10月8日の公開後、追記・修正をして2020年5月11日に改めて公開しました。